ハワイの文化について

ハワイの文化を知ると、よりハワイアンジュエリーの魅力や楽しさに気が付きます。

ハワイアンジュエリーを初めて知った方はもちろん、
すでにハワイアンジュエリーファンの方も、今一度ハワイのことをおさらいしてみませんか。

≪ハワイ州の成り立ち≫

今から約1,500年前、ポリネシア人がハワイ島に到着し、少しずつ島が拓かれ、
その500年後にはタヒチからも多くの人々が移住してきました。
それまでハワイのコミュニティ形態は家族単位でしたが、地域や島ごとに首長・大首長が統治を行う首長制度が取り入れられるようになっていき、コミュニティ単位が家族単位から
村単位に変化していったのです。

彼らは古代ハワイの信仰や思想の基盤を築きました。
古代ハワイアンは、神々とともに存在している、
ということで多種多様なあらゆるものとの調和や一体感を感じ、人間は大自然、宇宙の一部であるという信仰をもっていました。
私たち日本人が、古代から『八百万の神々』を信じていたことと共通点があり、大変親しみを感じられますよね。

彼らはまた、目には見えない神々も時に存在する『何か』に姿を変えて現れる、と信じていました。
海の守り神として親しまれる「ホヌ」と呼ばれる海亀や、空から降り注ぐ幸運の星を意味するスターフィッシュなども、そういう存在なのです。

ハワイ諸島が初めて統一されて「ハワイ王国」となったのが1810年のこと。
初代の国王はわたしたちもよく耳にする、あのカメハメハ大王です。
その後、アメリカからの移住者が増えていき、アメリカの経済的、政治的勢力が日々増す中、1891年、ハワイ王朝第8代目の君主の座に就いたリリウオカラニ女王は、先住ハワイアンの
ためのハワイ王国を守ることを使命と考えていましたが、時代の趨勢には勝てず、
王権を放棄。
ハワイ王朝は終焉を迎え、ハワイ共和国が誕生しました。
1959年にハワイ州が米国の50番目の州となって、今に至ります。

古代ハワイアンは大自然そのものを神々と崇め、大自然を擬人化して特別なパワー【MANA】が宿っていると信じ、大自然を大切にしてきました。
自然と共存して生きる、という意識はハワイアンにとっては当たり前のことであり、ハワイの伝統文化であるフラダンス、サーフィンなどには自然との共存という精神性があるのです。
ハワイ王朝第8代目君主 リリウオカラニ女王
ハワイ王朝第8代目君主 リリウオカラニ女王